子どものかんしゃくを理解しよう
かんしゃくというのは、心の中で整理がつかない状態で引き起こされるものだ。
子どもがちょっとしたことでかんしゃくを起こす時期というのは、自立欲求が始まる時期だ。
この時期は、立派な子どもになりたい、という気持ちが出てきていると言える。
しかし、それとは相反する気持ちも持っている。
立派な子どもになる自信がない、赤ちゃんや幼児のように構ってもらいたいという甘えの気持ちだ。
この時期は、この二つの気持ちが混在していて、二つの気持ちの間をいったりきたりしている。それがかんしゃくの原因となるのだ。
これは、自分の気持ちをうまく表現出来ないと言う、もどかしさから出てくる。何か表現したいが、それがどうにもこうにもうまく行かない場合、かんしゃくという形になるわけだ。
そのために、かんしゃくを起こした子どもには、本当に言いたいことが何かを感じ取り、慰める必要がある。
もちろんこれは、子ども自身の心の中で収まりがつくまでどうしようもないことだろうけれど、聞き役に徹して、その不安を減らすよう、努力してみよう。
≪弟、妹ができたら?