子どもがあまり食べない

子どもがあまり食べない



少食の悩み

子どもというのは、大人と同じくらいか、それ以上にものを食べるのが、普通だ。
そりゃそうだ、普段の活動エネルギーの分に加えて、体を作っていく栄養素を取らねばならないわけだから。

だから、子どもが少食だと、心配だ。身体のどこかが悪いんじゃないかと、言わないけれど、どこか傷んでいるんじゃないかと、考えてしまう。

これは、非常に大事なことだから、子どもを黙って観察してみる必要がある。

ただ、少食な子どもに対して、親が「食べなさい」としつこく言っても、あまり意味はない。
子どもが食べないのには、それなりの理由があるはずだから。

たとえば、お母さん自身が、太ることを異常に恐れていることが、子どもを少食にさせる原因になっている場合がある。
女の子だったら4歳にもなれば、母親の価値観をも真似する。そうすると子どもは、たくさん食べることは良くない、美しくないという観念を、植え付けられる。

これは非常に良くない。というのも、身体ができるまでにはかなりのタンパク質が必要だが、ダイエットするとまずタンパク質が足りなくなるからだ。それから微量ミネラルと言われる栄養素も、確実に取れなくなる。

また、食卓で、リラックス出来ないという場合も、少食になる原因となることがある。
食べるというのは、本来は、楽しいものだ。食欲という、人間の三大欲を満たすわけだから、本来、楽しいモノのはずなのだ。

しかし、それが他のことが原因で、食卓でストレスを感じるようだと、問題だ。
だから、少食の子には、楽しくお話しながら食べさせてあげられる雰囲気作りも大事だ。

それから、運動不足で腹が減らない場合も、問題だろう。子どもというのは、活発に運動することで、身体に刺激を与え、カロリーを消費する。そうすれば、おなかをすかせて、たくさん食べられるようになるのだが、それがないと難しい。

あとは、栄養素の偏りにも気をつけよう。
子どもというのは、味のハッキリしないモノは好まないが、野菜などのビタミン・ミネラルをたくさん含んだモノは、ナントカ食べさせる必要がある。
こういう食品は、調整物質として働くので、必要な量の食事を必要なだけ食べさせるのに役立つ。
油モノばかりで野菜が少なければ、逆に食べ過ぎて肥満にもなりかねない。
子どもの頃から成人病になる子どもも増えてきているので、コチラも注意が必要だ。



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