予防接種の種類と時期
子どもの予防接種を受ける時期は法律で決まっている。
BCGは、接種回数は一回ですが、生後6ヶ月未満に受けなければならない。BCGとは、牛型結核菌を弱めたワクチンのことを言う。
子どもが結核に感染してしまうと、粟粒結核・結核性髄膜炎になり、重い後遺症を残してしまうことがあるので、その結核を予防するワクチンだ。
ポリオは、生後3ヶ月〜18ヶ月までに、6週間以上の間隔で2回接種する。集団接種で、春と秋の二回行う地域が多いようだ。
ポリオというのは、小児マヒと呼ばれる病気のことだが、ポリオウィルスというのは、人から人へ感染する。そしてほとんどの子どもは症状が出ないが、症状が出た場合、ウィルスが血液を仲介して脳や脊髄へ感染し、麻痺を起こすことがあるのだ。
DPTは、生後3ヶ月から90ヶ月未満、3〜8週間隔で3回接種。3回接種を受けてから1年後に追加でもう一回接種をするので、計4回になる。
DPTとは、三種混合ワクチンのこと。ジフテリア・百日せき・破傷風の三種類をDPTと略したものだ。
ジフテリアは感染すると、高熱・喉の痛み・犬が吠えるような咳などの症状がでる。百日せきとは、咳がひどく、連続的にせき込むような症状がでる。
破傷風は、軽い傷が感染の原因になる場合もある。痙攣や口があかなくなったりする症状があらわれ、処置が遅くなれば生命にかかわってしまうのだ。
子どもが感染する前に、早い段階で予防接種することをお勧めする。
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