お風呂
お風呂が好きという子どもは多い。
というのも、お風呂の中は、聞こえる音も普段と違うから。
水面をバシャバシャと叩いたり思いっきり水遊びが出来るので子どもも大喜びだ。
しかし、親からすればお風呂は危険も一杯だし、子育ても一苦労だ。
特に頭を洗うとき、ほとんどの子どもは嫌がってなかなか洗うことが出来ない。
特に頭を洗ってシャワーで流すときに、いきなりシャワーを頭からかけて流すことは良くない。最初にこういうことをすると、子どもがビックリして怖がってしまい、お風呂を嫌いになってしまう。
シャンプーハットなどを被せてあげて、流すときは一言「流すよ〜」などと言ってから流してあげてください。また、歌を歌ってあげたりオモチャを持たせて気を紛らわせてシャワーで流すなどの工夫もしてみましょう。
さて、お風呂あがりの着替えは、大変だ。夏場は暑いので、あまり焦らず着替えさせることができるが、冬場は寒いので素早く着替えさせたいものだ。
お風呂に入れる前にオムツやパジャマ、肌着など全てタオルと一緒に準備しておくのがよい。子育て中は、子どもの気持ちを楽しくさせてあげなければなりません。
お風呂から出て着替え終わったら、まず水分を取らせよう。
水分をとらせないと、脱水症状起こす子どももいる。麦茶・ミルクなどがいいけど、みずでもいい。自分で飲みに行かせるようにクセ付けしてもイイ。
そしてお風呂に入ったら毎回、赤ちゃん用の綿棒で鼻の入り口と耳の中を掃除する。
あまり奥まで綿棒でやってしまうと、傷つけてしまい、耳は中耳炎になったりしてしまうので、慎重に。
子どもの体を洗う時の石鹸は、刺激の少ないベビー用の石鹸を使おう。
大人用の石鹸やシャンプーなどを使うのは、子どもの肌には刺激が強すぎる。
2〜3才くらいまではベビー石鹸やベビー全身ソープを使うようにしよう。
子どもの風呂嫌いをどうするか?
子どもがお風呂が嫌いで、湯船にちゃんと浸かっていられなくて、困る場合がある。しかし、無理やり湯船の中に入れる必要はない。
子どもからすれば、湯船は深かったり、熱過ぎる場合もあるから、怖く感じるのも無理はない。また湯船にはいると圧力が加わって血圧も変化するから、無理に入れてのぼせさせたら、かえって危険だ。
実を言うと、湯船に入る習慣のある国は、そんなに多くはない。だから湯船に入らなければいけない、と決め付けることはないのだ。
洗い場で身体をよく洗って、その後はシャワーを浴びて出ても、問題はない。
お風呂とは、身体をきれいにする所と考えればいいのだ。
そうしているうちに、湯船に浸かることができるようになるかも知れない。
冬の場合は、足をお湯と水を交互に繰り返し入れて、冷水浴と温水浴を何度も繰り返すことで、自律神経の機能を活発にするといい。
そうすることで血行がとても良くなり、湯船に入ったときと同様の効果があるのだ。
また、これにより湯冷めすることもなく、よく眠れる。昔ながらの智恵だ。
子育てに関しては、どんなこともそうだが、強制したってうまくいかない。
お風呂が好きになるのに時間がかかっても、時間が解決する。
また、お風呂が嫌いな子どもの中には、シャンプーが嫌いな子も多いようだ。
これは、目にシャンプーが入って痛い経験をした、という原因が多いらしい。
こういう子の場合は、シャンプーが必要だということを、まず理解してもらうことが必要だ。
理解したり納得することは、特に小さい子どもにとって重要な過程だ。
そうすることで、嫌だと思ったことでも、納得してできるものだ。
まあただ、説明は難しいが。
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