乳幼児の湿疹と突発性発疹

乳幼児湿疹

乳幼児湿疹というのは、生後1ヶ月くらいの多くの赤ちゃんに現れるデキモノのようなものだ。
子育てをしていれば、すぐに目につくことが多い。
症状としては、おでこやほっぺた、アゴなどに赤く、少し小さなプツプツとしたニキビのようなものがでてくる。
乳幼児湿疹が、生後6ヶ月から10ヶ月になっても治らない場合はアトピーの可能性もある。

 

乳幼児湿疹が出たとき、病院で処方される薬はステロイドや非ステロイド抗炎症剤が多いです。
しかし、子どもにはステロイドはあまり良いとはいえない。
ステロイドは、副腎皮質ホルモンを人工的に合成した薬なので、薬を塗っているときは驚くほどすぐに治るが、その分副腎の機能が落ちる可能性がある。それに薬を塗らなくなると湿疹は再び出てきてしまうのだ。

 

乳幼児湿疹というのは、母親が食べたものが原因で、湿疹が出てきてしまう種類のものだ。
新生児期は、母親の母乳から栄養を貰うわけだから、母親の食生活の影響が大きい。
特に母親が油っこいものや、甘いものばかり食べていたら必ず乳幼児湿疹は出てしまう。

 

母親が子育て中、食生活に気をつけてあげることで子どもも湿疹が出にくくなることが多いようだ。湿疹の原因は母乳といっても良いかもしれない。

 

病院で処方されたステロイドなどの薬を使いたくない場合は、清潔なガーゼハンカチやタオルなどをぬるま湯につけて絞って軽く拭いてあげる。軽く軽く、トントンとはたくような感じで。強くやってしまうと、赤ちゃんの肌は敏感だからすぐ傷ついてしまうので、注意が必要だ。

 

朝起きてから拭いてあげて、昼間にも1回、夜はお風呂に入った時と寝る前だ。
風呂に入れる時は、薄い石けん水を作ってタオルを湿らせて拭いてあげましょう。
そして石けん水で拭いたあとに、ぬるま湯で拭いてあげてください。

 

母親の食生活と、毎日のぬるま湯で拭いてあげることによって湿疹も減る。
それでも乳幼児湿疹がなくならないようだったら、アトピーの可能性もあるので病院で診察を受けるほうがよい。
アトピーにも、色々な種類があるから自己判断は避けた方がイイ。治療はともかく、調べるだけは医者に任せないといけない。

 

ただ、母親が卵や乳製品などを食べた後に、子どもが母乳を飲んで肌を掻いたりしたらアトピーの可能性が高い。まずは、病院と相談してからにしましょう。

乳幼児の突発性発疹と高熱

突発性発疹とは、生後5ヶ月〜1才のころになる病気だ。
初めての子育てだと、きっと不安で一杯になると思う。
1才のころは、生まれてくるときに最初に持っていた免疫力がなくなっていく時期なので、これはほとんどの子どもがなる初めての病気といっても良い。
症状としては、いきなりの高熱(39度以上)がでる。
そして熱が上がったり下がったりし、3〜4日くらい続く。
熱が下がってから体に、赤く小さな発疹がでる。
そして発疹は2,3日で消えてしまう。

 

咳や鼻水が出ることは、あまりないが、下痢をしてしまう子どももいるようだ。
高熱が出ると、病院に行かれる親方も多いと思うが、高熱だけでは突発性発疹の診断にならない。
高熱が下がり、赤く小さな発疹が出てから初めて突発性発疹と診断される。
だから処方される薬も、解熱剤のみになるのだが、だからといって市販の薬を自己判断で飲ませないようにすべきだ。
発疹がなくなってきたら、突発性発疹が治ったと思っても良い。

 

大人が高熱を出した時は、汗を出し熱を下げるために、厚着をしたりしますが子どもの場合は逆だ。子どもの場合、高熱が出た時は薄着にして、体を冷やしてあげなければならない。
熱があるから厚着をさせたり、毛布でくるんだりしてしまうと、子どもは熱が上がり過ぎてしまうのだ。
高熱が出たら、脇の下や足の付け根・首回りやおでこを冷却シートなどで冷やさなければならない。

 

高熱が出た時、多くの子どもが脱水症状を起こす。
お茶やイオン飲料で良いので、こまめに水分をとらせよう。

 

それから、高熱がある時の入浴は控えた方が良い。
突発性発疹は、誰でも起こることですが病気だ。
どうしても洗ってあげたい時は、清潔なタオルをぬるま湯で絞って体を拭いてあげる程度にする。というのも入浴させてしてしまうと、症状がさらに悪化してしまう場合もあるのだ。

 

子どもの反応は、大人とは違うので、くれぐれも気をつけよう。

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