子どもの歯と歯磨き

子どもの歯と虫歯予防

子どもの歯の生え方というのは、子どもによってさまざまだ。
時期的には、生え始めはだいたい生後7ヶ月前後になる。
しかしなんと、中には4ヶ月で生えてくる子どももいるらしい。
ただし歯が生えるのが早い子どもは、よく、虫歯になりやすいと昔から言われているそうだ。

 

で、子どもの歯が全部生え揃うのは、2才6ヶ月頃になる。3才までに、合計20本の歯が生えていれば問題はない。歯が生える順番は、特に関係ないが、多くの子どもは、最初の上下2本の歯が最初に生えてくる。

 

さて、歯が生え始めたら、心配なのは虫歯だ。
1才を過ぎてからの哺乳瓶の使用は、上の前歯の裏を中心に虫歯が広がっていくので、絶対に使用しないように。

 

今では、フッ素ジェルや、フッ素入り歯磨き粉などが市販でも売っているし、歯磨き粉が使えない子どもは、フッ素ジェルなどを塗ってあげるのも良い。虫歯の予防にもなる。まあ薬局で尋ねてみてから使おう。

 

実は、産まれてきた赤ちゃんの口の中には、虫歯の原因になる細菌が存在しない。
つまり虫歯の原因は、たいていは母親から感染ってことになる。母親が虫歯を持っていて、食べ物を口移しであげたりすると、子どもにも虫歯が感染してしまうのだ。

 

また、糖分を多く含んでいるジュースや、お菓子などもほどほどにしましょう。
甘い飲み物は、スポーツドリンクを、さらに倍の水で薄めたくらいの甘さが限度だ。
天然果汁でも甘すぎるから、必ず薄めて飲ませよう。

 

乳歯に虫歯が出来てしまうと、永久歯にも影響してしまうので、気をつけよう。

子どもの歯磨き

子どもの歯を磨き出すのは、1才前後ということになる。最初は親が磨く。

 

歯が生え始めた子どもには、ガーゼや、市販で売っている歯磨きガーゼなどを利用して拭いてあげればよい。というのも1才前後の子どもは、ほとんどがの子が大人しく歯を磨かせてはくれないから。

 

ただしブラシなどを使う場合は、子どもに歯ブラシを持たせてあげる。
歯ブラシを持って自由にさせてあげてから、最後に親が仕上げ磨きをする手順だ。

 

仕上げ磨きの時は、水で歯ブラシを濡らして優しく磨くだけで良い。
母親の膝の上に頭をのせてあげて、話しかけながら磨いてあげる。

 

歯磨きのポイントとしては、歯と歯の間、歯と歯茎の間、かみ合わせ部分をよく磨いてあげる。軽く振動させる感じで磨く。

 

強くブラシをあててしまうと、子どもは痛がる。特に、上の歯茎のトコにある、一本の皮は、一番子どもが痛がる部分なので注意して磨いてあげるべきだろう。
それから歯の内側は、カスがたまりやすいので、歯ブラシの先でかき出すようにする。

 

また、子どもが眠くなくて機嫌の良い時に歯磨きをするのが良い。回数は、一日一回の寝る前で十分だ。長い時間仕上げ磨きをしていると、子どもも嫌がりますから、1分程度を目安にしよう。

 

それから親が歯磨きをしているところを、子どもに見せてあげるのも良い。
子どもは、親の真似をするので、一緒に歯ブラシを持たせて磨くのもいい。

虫歯の予防には、硬いもの

虫歯になりやすい子は、いつも柔らかい食べ物を食べている子のようだ。 繊維質の多い食べ物を、どれだけ噛んで食べているかに関係しているらしいのだ。つまり、噛むという動作が、虫歯の予防になるのだ。 だから、ジュースや離乳食のように柔らかく、噛まなくても食べられるものを、常に与えていると、当然虫歯になりやすい。歯磨きをしっかりやっていても、噛むことをしていないのなら、その歯磨きの効果などほとんど期待できないという。 しかし、子どもは歯磨きをするのを嫌うものだから、歯磨きの習慣をつけるために、親が歯磨きをしているところを見せないといけない。 無理やりに歯磨きをさせようとしても、子どもは嫌がって反発し、歯磨きができなくなる。 親が正しい磨き方を見せて、子どもにまねしたいという気持ちを起こさせてあげることが大切だ。 親が磨いているのを見て、子どもが興味をもったら、歯ブラシを与えてみる。 歯磨きが無事できれば、「上手にできた」と褒めてあげればいい。 子どもを育てるコツは、うまくできたらほめることに尽きる。

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