子供がやりたいことを邪魔しない
更新日:2015/09/26
お父さんのための子育て。
次は子供がやりたいことを邪魔しないだ。
0歳から3歳までの子育ては、「自主性」「積極性を養う」時期で、この時期の育てられ方で、子供の人生はかなり変わる。
というのも、のびのび育てられた子供と、叱られてばかりの子供では、自主性や他人との関係が変わるからだ。
3歳までの子育てで親が気をつけるべき事は、「叱らない、手伝わない、先回りしない」で、とにかく子供の邪魔をしないことだ。
子供が何かをやって失敗しても叱らない、やってることを手伝わない、結果が分かっていても、最後までやらせる。
というのも子供というものは、何かやろうとすると必ず失敗する。
たとえば小さな子供には握力もないし、握った手のひらを開く力も無いから、つかんでは投げ捨て、つかんでは投げ捨て、何でもかんでも散らかしてしまう。
これを「しつけ」だと思って怒鳴ったりすると、今度は何もしなくなってしまう。
というのも子供は、何を怒られたのか、実はよく分かっていない事が多い。
7歳くらいまでの子供というのは、刹那的・自己中心的に生きていて、世の中のルールが理解出来ない。
というのも昨日・今日・明日といった、時間の概念も理解出来ていないし、10歳くらいまでは手順を考えたり、抽象的なモノを比較したりという客観的な考え方もできないからだ。
なのでいくら叱っても、何度でも同じ失敗を繰り返す。
何をして良いか、何をしていけないか、そう簡単には区別出来ないため、何にもできなくなってしまうのだ。
そして何かやろうと思うと、親から隠れてやるしかなくなる。
そしてそれが見つかると、また親に叱られるという繰り返しになる。
叱られて育った子供というのは、こうして親を、自分のやりたいことを邪魔する存在として認識するようになる。
自分のやりたいことを邪魔する存在に、心を開くことはできないから、自分を秘める性格になってしまう。
やりたいことを、気が済むまでやらせる
子供は、自分の足で歩きたがる。
また、競争したり、真似をしたり、親や兄弟と一緒に何かしたがる。
この時、親は邪魔をしてはいけないし、手伝ってもいけない。
子供が自分からやろうとしていたら、子供のやりたいようにさせて、失敗しても叱ってもいけないし、手伝わないことが重要だ。
子供は、助けが必要ならば、助けを求めてくるので、そのときだけ手助けすれば十分だ。
親がやるべき事は、子供がケガをしないように気を配ることで、それ以外は必要無い。
特に7歳くらいまでの子供というのは、自分の興味に従って行動するので、とにかくやりたいだけやらせる。
子供だから、やりたいことをやっても失敗だらけになってしまうが、それも成長に必要な糧なのだ。
子供がやりたいことを、気が済むまでやらせていないと、だんだん何も言わない子供になるか、暴れたりキレたりする子供になる。
というのも親に頼んでも、何も叶わないから言わなくなるし、言わずに親に隠れてやろうとする。
逆に、暴れたりキレたりして、自分のやりたいことを通そうとする事も多い。
こういう風に二通りに分かれる。
やりたいことを、気が済むまでやらせることによって、「子供を受け入れている」というシグナルになる。
やりたいことをやることで、集中力や根気が養われるので、とにかく水を差さないことが重要だ。