乳幼児湿疹
更新日:2008/06/15
乳幼児湿疹というのは、生後1ヶ月くらいの多くの赤ちゃんに現れるデキモノのようなものだ。
子育てをしていれば、すぐに目につくことが多い。
症状としては、おでこやほっぺた、アゴなどに、赤く少し小さなプツプツとしたニキビのようなものがでてくる。
乳幼児湿疹が、生後6ヶ月から10ヶ月になっても治らない場合は、アトピーの可能性もある。
乳幼児湿疹が出たとき、病院で処方される薬は、ステロイドや非ステロイド抗炎症剤が多い。
しかし子どもにはステロイドはあまり良いとはいえない。
ステロイドは副腎皮質ホルモンを、人工的に合成した薬なので、薬を塗っているときは驚くほどすぐに治るが、その分副腎の機能が落ちる可能性がある。
それに薬を塗らなくなると湿疹は再び出てきてしまうのだ。
乳幼児湿疹というのは、母親が食べたものが原因で、湿疹が出てきてしまう種類のものだ。
新生児期は母親の母乳から栄養を貰うわけだから、母親の食生活の影響が大きい。
特に母親が油っこいものや、甘いものばかり食べていたら必ず乳幼児湿疹は出てしまう。
母親が子育て中、食生活に気をつけてあげることで、子どもも湿疹が出にくくなることが多いようだ。
湿疹の原因は母乳といっても良いかもしれない。
病院で処方されたステロイドなどの薬を使いたくない場合は、清潔なガーゼハンカチやタオルなどを、ぬるま湯につけて絞って軽く拭いてあげる。
軽く軽くトントンとはたくような感じで。
強くやってしまうと赤ちゃんの肌は敏感だから、すぐ傷ついてしまうので注意が必要だ。
朝起きてから拭いてあげて、昼間にも1回、夜はお風呂に入った時と寝る前だ。
風呂に入れる時は、薄い石けん水を作って、タオルを湿らせて拭いてあげましょう。
そして石けん水で拭いたあとに、ぬるま湯で拭いてあげてください。
母親の食生活と毎日のぬるま湯で、拭いてあげることによって湿疹も減る。
それでも乳幼児湿疹がなくならないようだったら、アトピーの可能性もあるので病院で診察を受けるほうがよい。
アトピーにも色々な種類があるから自己判断は避けた方がイイ。
治療はともかく調べるだけは医者に任せないといけない。
ただ母親が卵や乳製品などを食べた後に、子どもが母乳を飲んで肌を掻いたりしたらアトピーの可能性が高い。
まずは病院と相談してからにしましょう。
乳幼児の突発性発疹と高熱
突発性発疹とは、生後5ヶ月~1才のころになる病気だ。
初めての子育てだと、きっと不安で一杯になると思う。
1才のころは、生まれてくるときに、最初に持っていた免疫力がなくなっていく時期なので、これはほとんどの子どもがなる初めての病気といっても良い。
症状としては、いきなりの高熱(39度以上)がでる。
そして熱が上がったり下がったりし、3~4日くらい続く。
熱が下がってから体に、赤く小さな発疹がでる。
そして発疹は2,3日で消えてしまう。
咳や鼻水が出ることはあまりないが、下痢をしてしまう子どももいるようだ。
高熱が出ると、病院に行かれる親方も多いと思うが、高熱だけでは突発性発疹の診断にならない。
高熱が下がり、赤く小さな発疹が出てから、初めて突発性発疹と診断される。
だから処方される薬も解熱剤のみになるのだが、だからといって市販の薬を自己判断で飲ませないようにすべきだ。
発疹がなくなってきたら、突発性発疹が治ったと思っても良い。
大人が高熱を出した時は、汗を出し熱を下げるために、厚着をしたりしますが子どもの場合は逆だ。
子どもの場合、高熱が出た時は薄着にして、体を冷やしてあげなければならない。
熱があるから厚着をさせたり、毛布でくるんだりしてしまうと、子どもは熱が上がり過ぎてしまうのだ。
高熱が出たら、脇の下や足の付け根・首回りやおでこを、冷却シートなどで冷やさなければならない。
高熱が出た時、多くの子どもが脱水症状を起こす。
お茶良いので、こまめに水分をとらせよう。
それから、高熱がある時の入浴は控えた方が良い。
突発性発疹は、誰でも起こることですが病気だ。
どうしても洗ってあげたい時は、清潔なタオルをぬるま湯で絞って体を拭いてあげる程度にする。
というのも入浴させてしてしまうと、症状がさらに悪化してしまう場合もあるのだ。
子どもの反応は大人とは違うので、くれぐれも気をつけよう。