子供の無視は、親の過保護に対する反応
更新日:2008/06/16
子どもが親を無視するということはよくある。
子どもが親を無視する理由とは、親が子どもに関わりすぎていると言うことだ。
たとえば無理矢理言うことを聞かせようとしたり、子どもの言うことにすぐに「ダメ!」と強く否定すると、子どもは無視を始める。
これは他人のコントロールに対しての防御法で、だから子どもが無視するときと言うのは、親がいらないことをコントロールしようとしているという証拠である。
子どもは成長するにつれて自立しようとする。
自立というのはつまり、自分自身で判断して、行動すると言うことである。
その行動に対して、親が反対意見を言うのは仕方がないが、無理やり言うことを聞かせようとしてもムダなことだ。
その行動が間違っている場合は、それを子どもにうまく理解させる必要があるし、間違っていたとしても失敗を経験させる必要があるわけだから。
しかし子どもというのは自分で判断したことを、他人に説明する必要があるとは思っていない。
そしてどう説明したらよいかというスキルも、たいていの子供は持っていない。
だから子どもが自立して行動しようというとき、親に対して説明することは難しく、結局無視して独断で動くしかないわけである。
子供は親の支配を嫌うもの
親子で冷え切ったコミュニケーションが続くと、「今日は学校で何をしたの?」といった、ごく普通の会話にも影響が出てきてしまう。
その会話は子どもにとって、学校であったことに興味があるのではなくて、何かをコントロールするのではないか、と考えるようになることがあるのだ。
子どもでも大人でも、一人の人間として人格を認めることは大事なことだ。
だから子どもに説明を求めることも必要だし、なぜ親がそんなことをしているのかという説明をしてあげることも重要だ親が説明出来ないのに、子どもに説明を求めても無理だろう。
とにかく子どもの話をよく聞いてあげることが大事だ。
子どもだからこれくらいでいいだろう、といいかげんに接していたとしたら、無視されて当然かもしれない。
子どもは親とは別の人格で、親と同じことを考えているわけでもないし、親と同じ価値観を持っているわけでもないということは、肝に銘じておくべきだろう。