子どもの歯と虫歯予防
更新日:2008/06/15
子どもの歯の生え方というのは、子どもによってさまざまだ。
時期的には生え始めは、だいたい生後7ヶ月前後になる。
しかしなんと中には4ヶ月で、生えてくる子どももいるらしい。
ただし歯が生えるのが早い子どもは、よく虫歯になりやすいと昔から言われているそうだ。
子どもの歯が全部生え揃うのは、2才6ヶ月頃になる。
3才までに合計20本の歯が生えていれば問題はない。
歯が生える順番は特に関係ないが、多くの子どもは最初の上下2本の歯が最初に生えてくる。
さて歯が生え始めたら、心配なのは虫歯だ。
1才を過ぎてからの哺乳瓶の使用は、上の前歯の裏を中心に虫歯が広がっていくので、1歳過ぎたらほ乳瓶は使用しないように。
今では、フッ素ジェルや、フッ素入り歯磨き粉などが市販でも売っているし、歯磨き粉が使えない子どもは、フッ素ジェルなどを塗ってあげるのも良い。
虫歯の予防にもなる。
まあ薬局で尋ねてみてから使おう。
実は産まれてきた赤ちゃんの口の中には、虫歯の原因になる細菌が存在しない。
つまり虫歯の原因は、たいていは母親から感染ってことになる。
母親が虫歯を持っていて、食べ物を口移しであげたりすると、子どもにも虫歯が感染してしまうのだ。
また糖分を多く含んでいるジュースや、お菓子などもほどほどにしましょう。
甘い飲み物はスポーツドリンクを、さらに倍の水で薄めたくらいの甘さが限度だ。
天然果汁でも甘すぎるから、必ず薄めて飲ませよう。
乳歯に虫歯が出来てしまうと、永久歯にも影響してしまうので気をつけよう。
子どもの歯磨き
子どもの歯を磨き出すのは、1才前後ということになる。
最初は親が磨く。
歯が生え始めた子どもには、ガーゼや市販で売っている歯磨きガーゼなどを利用して拭いてあげればよい。
というのも1才前後の子どもは、ほとんどがの子が大人しく歯を磨かせてはくれないから。
ただしブラシなどを使う場合は、子どもに歯ブラシを持たせてあげる。
歯ブラシを持って自由にさせてあげてから、最後に親が仕上げ磨きをする手順だ。
仕上げ磨きの時は、水で歯ブラシを濡らして優しく磨くだけで良い。
母親の膝の上に頭をのせてあげて、話しかけながら磨いてあげる。
歯磨きのポイントとしては、歯と歯の間、歯と歯茎の間、かみ合わせ部分をよく磨いてあげる。
軽く振動させる感じで磨く。
強くブラシをあててしまうと子どもは痛がる。
特に上の歯茎のトコにある一本の皮は、一番子どもが痛がる部分なので、注意して磨いてあげるべきだろう。
それから歯の内側はカスがたまりやすいので、歯ブラシの先でかき出すようにする。
また子どもが眠くなくて機嫌の良い時に歯磨きをするのが良い。
回数は一日一回の寝る前で十分だ。
長い時間仕上げ磨きをしていると、子どもも嫌がりますから、1分程度を目安にしよう。
それから親が歯磨きをしているところを、子どもに見せてあげるのも良い。
子どもは親の真似をするので、一緒に歯ブラシを持たせて磨くのもいい。