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子どもの火傷(やけど)
更新日:2009/04/07
子どもは思わぬところでやけどする。
子どもは色々な物に興味があるから、炊飯器の湯気を触ってしまったり、熱い鍋を触ってしまったり。
子どもがやけどをしたらすぐに、やけどをした箇所を冷水や氷水で冷やす。
この場合、市販の熱冷ましシートは適さないので使用しないこと。
服を着たまま、湯船に落っこちてしまい、やけどをした場合は、服を着せたまま冷やす。
服を着た状態でヤケドをした場合、無理に脱がせてしまうと、皮膚が一緒に剥がれてしまう場合もあるのだ。
服の上から冷やす場合は、20分程度で十分だ。
それからやけどの範囲が大きい場合や、皮膚が白くなった場合・黒くなった場合は、すぐに病院へ行くべきだろう。
時間がたつにつれ、ひどくなる場合もあり、自己判断では処置しない方が良い。
それから、ヤケドで水ぶくれができてしまった場合は、絶対に潰さないこと。
というのも潰した部分から、ばい菌が入り化膿してしまうからだ。
やけどは跡が残ってしまう場合もあるから、軽症でも一度、病院で診察を受けることが必要だ。
民間療法で、「やけどにはアロエを塗ると良い」といわれているが、子どもにはよくない。
馬油も良いと言われるが、感染や皮膚炎を起こす原因となってしまうことも多い。
子どもの皮膚は大人の皮膚に比べて薄いので、ホッカイロや湯たんぽでもやけどをしてしまうということは、覚えておいた方がいい。
熱湯の入ったカップラーメンや、お茶でもヤケドする。
ヤケドを経験させるのは、少し大きくなってからで十分だ。