子どものおしゃぶりは、3才くらいまでは放っとく。
更新日:2008/06/15
オシャブリをしている赤ちゃんをよく目にします。
大きくなってからも、オシャブリが離せないような子どももいます。
子どもにとっては、精神安定剤のようなものでしょうね。
ただ近年は「オシャブリをしていると、歯並びが悪くなるのか?」という質問が増えてきている。
歯並びって言うのは、結構気になるからね。
で、オシャブリをしても歯に影響がないのは3才までだ。
乳歯の時期であれば、指しゃぶりとあまり変わりない。
歯並びに影響があるのは、赤ちゃんのオシャブリをする力に問題がある。
またオシャブリをしている時間や、アゴの強さで影響が出てくる。
オシャブリをしている時間がとてつもなく長いのはよくない。
「歯並びが少し変だな」と思ったら、少しずつでもやめる努力が必要だ。
またオシャブリは乳幼児突然死症候群の予防にもなると言われている。
新生児の赤ちゃんは、乳幼児突然死症候群になる確率もある。
2~3才くらいになって、オシャブリをやめさそうという場合は、オシャブリを親が取り上げて、子どもの目の届かないところに置いてしまえばいい。
目の届く場所にあると、やはり子どもも「オシャブリ!オシャブリ!」ってなってしまう。
オシャブリをする回数を減らしていけば、3才までにやめさせることも可能。
まあただ気にしすぎても子育てのマイナスになるから、子どもが大きくなるまではあまり気にしなくてもイイ。
子どもにとっては、精神安定剤のようなものだから。
指しゃぶりの癖はどうしたらいい?
指しゃぶりをする子は、その後歯並びが悪くなる、という話をよく聞く。
しかしこれは、本当のことかどうかは、実はよくわからないらしい。
指しゃぶりをしていた子でも、家族の中で一番歯並びが良かったり、指しゃぶりをしたことがない子で、歯並びが悪い子だっている。
まあしゃぶり方にもよるからね。
ただ指しゃぶりをすることで問題なのは、何か嫌なことを我慢するために、指しゃぶりをする場合だ。
これは親に甘えることもできず、ダダをこねたりすることもできないので、誰かに訴えたいことを、内に秘めてしまうことになる。
子どもがそういうことをしたら、指を口からはずしてあげて、泣くことを許した方がいい。
泣けるって言うのは、ストレス解消に大いに役立つから。
それから気が小さい子や繊細な子、すぐに緊張してしまうような子に、指しゃぶりを止めさせる場合も注意が必要だ。
そのような子に、ガミガミ言って止めるように注意するのは逆効果だ。
というのも本来その子がもっている力を出せていないかわりに、指しゃぶりをしている場合があるからだ。
だからもしそのような場合に厳しく怒ると、さらに感情を閉じこめてしまい追い込んでしまう。
子どもが感情を素直に表現出来るかどうかは、親にかかっているのだ。
それから昔はからしを指に塗って強引に止めさせる、という話があった。
しかしまあ精神安定剤代わりに指をしゃぶっているので、それは何の解決にもならない。
見かけ上、指しゃぶりはなくなるが、その代わりの行動がどこかに出てくる。
そういうことを無理にやると、精神が病むかも知れないので、無理にやらないように。